高校生の無口な息子との会話

息子と何を話していいかわからないんです。

息子と話が続かないんです。

コロナでお家時間が長くなると、急にこんなことを感じたりしませんか?

こんな悩みにお答えします。

我が家は大学生と中学生の息子が二人います。こんな家庭もあるんだ。と一つの例として気軽に読んでいただけるといいいなと思います。

息子との会話に困ったら

解決策

息子の興味のある話をする
息子に教えてもらう
ニュースを一緒に見る

小さいころは色々話してくれたのに、中学生になってしばらくしたら、何も話してくれなくなっちゃった。

高校生になったら、急に無口になって・・・反抗期かしら。

こんな話、聞いたことありませんか?うちの息子もそうでした。

長男は高校生の頃はホント話しませんでしたね。ま、部活も忙しかったし、こちらも次男の受験やら仕事やらで、長男とゆっくり話す時間なんてなかったんですけど。

そんな息子が大学生になったら、急に自分からしゃべりだすようになって。こちらは驚くばかり。今となっては夜、リビングでバイトのこと、授業のこと、将来のことなどなど。自分の話をずーっとしてるんです。

あんなに無口だったのに、別人のようです。成長の過程で、しゃべったりしゃべらなかったりする時期があるんですね。

次男は、小学生のころはよくしゃべる、おしゃべり男子だったのに、だんだんしゃべらなくなってきました。無口な時期が始まったようです。今は耐え時ですかね。

また大学生になったらしゃべってくれるようになるでしょう。と気長に待つことにしています。

では、そんな息子たちの無口な時期に私がどうしていたかというお話です。

興味のある話を話す

息子が興味を持っていること。例えば、ゲームの話。好きなスポーツの話。友達の話。

それには、まず情報収集から始めなければなりませんね。

息子が好きなゲームを一緒にやってみるといいと思います。案外簡単にできるものと、すごーく難しい(奥が深い)ジャンルもあると思いますが、やりはじめると、わからないところがでてきて、それを聞きながら進めているうちに、課金したくなる気持ちがよくわかるんです。

ポケモンも深いですよ~。パズドラもモンストもフォートナイトもやってみると息子のこと、すごいなぁって思いますよ。

でもこの方法、私の場合長続きしないんですよね。限界が早く来るというか、もうこれ以上やっても上達しないなって。時間もないですし。

バスケが好きなら選手の名前や特徴、プレースタイルを覚えましょう。あの選手のあの時のプレーはすごかった。何度見ても感動する。とか。一緒にバスケに夢中になれたら、話題は尽きません。

友達の話をするためには、息子の仲良しの友達の母たちと親しくなることです。これはなかなか便利です。中学生や高校生になると、親が会う機会って少ないんですよね。だから、なかなか親同士も仲良くなれないのですが、そこを頑張って。

保護者会の帰りにお茶をしたり、息子の仲のいいお友達の母グループで飲み会を開いたりして、息子の情報を色々仕入れると、息子との話題も自然と生まれてきたりします。

音楽やアニメやアイドルの話でもいいかもしれませんね。いずれにしろ、ちょっと頑張らなくてはなりません。

教えてもらう

インスタとかTwitterとかLINEとか親のほうが詳しくないことありませんか?私はツイッターを始めたばかりの時、あれこれ聞きました。もし、知っていたとしても、息子に教えてもらうんです。「フォローするときって、挨拶したほうがいいの?」とか「メンションってどうやるの?」とか「既読つけないでメッセージ読むとき、どうやるの?」とか。

あと、ラインで用もないのにビデオ通話(テレビ電話)してみたりして、「あ、間違えた」とか言ってみたり。ちょっと天然な母になってみると楽だったりします。

若者言葉の意味を聞いたりもします。「エモい」ってなに?とか。「ぴえん」ってどう使うの?とか。

はりきって教えてくれます。これはすぐにできます。

ニュースを見る

我が家は「報道ステーション」などのニュース番組をよく一緒に見ます。そのニュースについてあれやこれや言うんです。政治のことも経済のことも、私の知っていることは私の意見を交えて解説したり。息子のほうが詳しいことは、息子が「これ知ってる」と言ってプレゼンです。単に感想を言い合うこともあります。

最近は、次男も英語が少しわかってきたので、トランプ米大統領のスピーチが始まると、みんな耳を澄まして聞いて、わかった単語や言い回しについていろいろ話します。これが結構続きます。コロナウィルスをコロナヴァイラスと言うことについて、日本のカタカナって・・・という話とか、ワクチンをヴァクシンと言うのも息子は単純に驚きます。よく出てくる単語は覚えますよね。

息子はどんどんスポンジのように吸収しますが、私は忘れる一方なので、私も日々勉強です。

最近無料の英語教材を使い始めました。無料で十分役に立つと思います。課金しても月1000円です。

これ、なかなかいいですよ。隙間時間にぜひ。

言ってはいけないワード

ここまで無口な息子との話題を作る方法についてご紹介してきましたが、さてここで、会話が続かなくなる代表的な話しかけ方についても少しだけお話ししますね。

それは「今日、どうだった?」と話しかけることです。このように話しかけた時が一番お互い後味が悪いんですよね。

「今日どうだった?」なんて聞かれても、抽象的過ぎて、答える方は困りますよね。あなたもそうでしょう?「今日どうだった?」と聞かれたら、何について話そうか考えますよね。

取り上げて話すような話題がないと、面倒くさくなって、「ふつう」とか「べつに」とかになってしまうのもわからなくはないと思います。今日も昨日と同じ。当然です。そんなに学校で変わったことなんて毎日ないです。

話が続かなくなってしまうパターンです。

だから、質問の仕方をちょっと工夫してみてください。あなたが答えやすいように。例えば・・

母:「今日の体育、何やったの?」

息子:「バスケ」

母:「よかったじゃない?楽しかったでしょう?」

息子:「それが、ぜんぜんしゃべったことなヤツと同じチームになっちゃって、パス全然もらえなかった。」

母:「えー。そうなの?じゃ、話すしかないよね。次回の体育はいつ?こっちからめっちゃパスすれば?」

など。

学校がない日でも、

息子:「今日はゲームのガチャでいいのが出てめっちゃラッキーだった。」

母:「良かったねー。ついてるね。これでランクがちょっと上がるんじゃない?」

とか。この話題にあなたが一緒に喜べたら素晴らしい!

でも、 ゲームの話って母親はなかなか共感しにくいんですよね。ゲームの中でランクが上がったとか、勝てない相手に勝てたとか、課金したのに、ぜんぜんいいキャラクターが出なかったとか言われても、「ゲームばっかりやってないで勉強しなさい」って言いたくなります。

でも、このワードも言ってはいけないワードなんです。これを言うと息子はもうしゃべってくれなくなります。

ここは興味がなくてもあるフリをして、その嬉しさや腹立たしさに共感してあげましょう。

家族で話せる共通の話題

息子が話したがらない話もありますよね。成績や勉強の話は顔が曇ります。一番当たり障りのない話は、やはりニュースなのかなと思います。

今日本では何が問題になっているのか、人口減少社会も貧困も原発もマイクロプラスティックもコロナもSDGsも、息子がどんなことを話せるか聞いてみたいですよね。

トランプ大統領やグレタさんの演説もどのくらい聞き取れるか一緒に聞くと楽しいです。

まとめ

中高生の時期って共通の話題が見つかりにくいかもしれませんね。そんな時、ニュースの話題は他人事ですから、気軽に話せます。

私は社会に対して常に問題意識を持つことは大切なことだと思っています。今、社会が抱えている問題を認識し、それを解決するにはどうすればいいのか。

幼稚な考えでもいいと思っています。まだ子供なんですから当たり前です。でも、子供でも子供なりの意見を話すことは大切です。

お互いに意見を交換することは、自分の考えをわかりやすく他人に伝えるという能力の向上につながります。そして相手の意見にも耳を傾け、聞く力も向上します。

一緒にニュースを見ることは、教養を身に付けることでもあります。そのニュースをきっかけに親に聞くだけでは飽き足らず自分で調べたり、友達や先生と話してくれれば、すごい収穫だと思っています。

我が家は付属校なので、受験がありませんから、こんな感じで世界の動きを感じながら成長していってもらいたいと思っています。

中高生の時期は過ぎてしまうと、あっという間ですが、こんな方法も試してみてください。