中学受験する予定です。付属校か受験校かどちらがいいと思いますか?
そんな悩みにお答えします。
こんにちは。私は息子二人を中学受験で慶應の付属校に入れた母です。長男は現在慶應義塾大学の2年生です。 実際に付属校に通わせて感じたメリットをお話ししますね。
中学受験するなら、付属校がおススメです。
付属校か受験校か
もし、我が子を「東大に入れよう」「入れたい」と思っているなら、関係ない記事となります。
「東大に行く必要はない」、または「東大に挑戦する可能性は少ない」と思っている方に向けて、実際に通ってみた付属校の良さをお話ししたいと思います。
もし、 「大学受験で早慶MARCHに入りたい。」と思っているなら、是非中学から目指してください。
付属校人気にはわけがある
増える付属校
付属校以外にも、系属校や提携校など呼び方は様々ですが、つまり大学へ有利に進学できるシステムですよね。ここでは統一して「付属校」と呼ばせていただきます。
近頃少子化の影響で私立学校が存続の危機にあるとか、時おり耳にするようになりました。付属、系属、提携校化して、人気の学校にしようと、学校側も必死ですね。
例えば
浦和ルーテル学院(さいたま市)は青山学院大学の系属校に。
日出中学校高等学校(目黒区)は、共学化して目黒日本大学中学校高等学校と名前を変えて日本大学の付属校に。
など、
これらの学校は志願者が大幅に増加し、人気校になりました。付属校化の流れはこれからもしばらく続きそうですね。
一般的に言われている付属校のデメリットはウソ
それでは、ここで一般的に言われている付属校のメリットとデメリットについてサラッと触れてみます。
1.受験勉強をしないで大学に行ける
2.受験勉強がないから部活などに専念できる
3.受験にとらわれない本質的な学びができる
1.希望する学部に行ける保証はない
2.中学高校で勉強をしなくなってしまう
3.就職で不利になる
メリットはいいです。同意します。でも、↑このデメリット、まことしやかに言われていますが、本当だと思いますか?
付属校の出身者ではない人が言いふらしているのでは?または、大昔のイメージが更新されずにそのまま残っている?と私は感じています。
我が家の息子たちは二人とも付属校ですが、このデメリットはデメリットだと感じていません。
それでは、今からデメリットを一つずつ検証していきたいと思います。
希望する学部に行ける保証はない
もちろんです。大学は高校の成績順に学部が決まりますから、行きたい学部に行くために定期試験の勉強をきちんとします。学年で成績上位者は順位も発表になるので、誰ができるのか、みんな知っています。競争心も養われます。
希望する学部に行ける保証はない→ だから勉強するのです。
中学高校で勉強をしなくなってしまう
そんなことありません。中学も高校も勉強しないで上に上がれるほど甘くはありません。試験は毎回かなり本気で取り組んでいましたし、成績の悪い子は保護者が呼ばれて、留年していましたよ。受験生ほどの必死さはないかもしれませんが、安定的にみんなよく勉強していたように思います。
就職で不利になる
これは、まったくのデマです。世の中には付属校出身の社会人がどれだけいると思いますか?就活の時だけでなく、会社に入ってからも、付属校出身の先輩に仲間意識を持ってもらえたり、特別に目をかけてもらえるようです。就活を終えた長男の先輩たちは、口を揃えて「付属校でよかった」と言っています。思っているより付属校出身者は会社にたくさんいるものです。
ここまでデメリットを検証してきましたが、結論です。
世の中で言われている付属校のデメリットは事実ではない。実際のメリット
さて、ここで実際に付属校に通っている息子を持つ私の感じているメリットも紹介したいと思います。
勉強以外のことに夢中になれる
大学受験がないからこそ、勉強以外のことに夢中になれるというのは大きなメリットです。
例えば、高校に入ると、ビジネスに興味を持って起業したり、インターンシップをいくつもしたり、政治の塾で討論したり、プログラミングを勉強して自分の塾を開いたり、留学したり。それぞれ目標を持って高校生活を送っているようです。3年生になると伊藤塾やCPAやTACなどの資格の塾に通いだす友達も多かったですね。
新しい友達を作る必要がない
大入生(大学から入った学生)たちは、大学入試を終えたばかりで、「遊びたい!」「友達を作りたい!」という気持ちでウキウキしていますよね。もちろん、大学受験を頑張ったのですから遊んでいいと思いますし、サークルに入って友達をたくさん作ってキャンパスライフを謳歌してください。それも人生経験として必要なことです。
しかし、内部生たちはもう友達はいるし、新しい友達を作りたいという欲はあまりないようです。友達を作るってパワーがいることですよね。わざわざテンションを上げて話しかけたり、話が途切れないように話題を必死に探したり、愛想笑いをしたりする必要がないのですから、内部生同士で固まってしまうようです。
内部生は、大学に入ると勉強を始める子が多いような気がします。高校である程度遊んだので、大学に入ってからは勉強をしたくなるのでしょうか。そういえば、高校時代は部活を引退してから、カラオケやダーツやスノーボードや海外旅行、教習所に通い、アルバイトをするなど、随分活動していました。
長男も友達に影響され大学に入学したころ急に「勉強したい」と言い始め、TOEICの目標点を決めて勉強しながら、資格の塾にも入り毎日忙しそうです。
まとめ
ここまで、実際に感じた付属校の良さについてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
付属校の生徒には時間があります。今どきの子は私たちが高校生の頃と全然違って本当に意識が高いです。たくさんのお友達から影響を受けて、 早い時期から将来について考え出すようです。早く始めたほうが有利なことってたくさんありますよね。様々な経験を積めるのが付属校です。
中学受験するなら、付属校を志望することをおすすめします。
志望校に合格できますように。応援しています。
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