中学受験ってしたほうがいいの?
もちろん!メリットがいっぱいありますからね。
中学受験・・・悩みますよね。
私は長男が3年生の3学期になってから、にわかに思い立ち、4年生の4月から塾に入れました。
今思い出しても中学受験は苦しかったし辛かったです。「もう、やめたい!」と思ったこともありました。ですからマイナスのイメージを持たれている方も多いかもしれませんね。でも、その苦しく辛い経験以上に得るものがたくさんあった。というのが今の気持ちです。
そこで今回は息子二人の中学受験の経験と大学生になった長男を見て、中学受験ってしたほうがいいの?という疑問について私なりに考えてみたいと思います。
中学受験はしたほうがいいの?
中学受験は、ズバリ!「したほうがいい」と私は思います。
どうしてかというと、メリットがたくさんあるからです。でも、このメリットは今よりもう少し先に味わうことのできるメリットなんです。私が二人の息子の中学受験を終えて感じているメリットをこちらであげさせていただきましたので、ぜひご覧ください。ぜひこのメリットをお子さんに教えてあげて、苦しい時期を乗り越えてください。
中学受験のメリットとデメリット
メリットその1 部活が思いっきりできる
高校受験がないので、中学3年生という時期も部活をし続けることができました。公立の中学校は3年生になると夏の大会に負け次第引退ですよね。早めに負けてしまうと、6月ごろ引退なんていうことも。中学3年生って一番体力的に動きたい時期なんですよね。先輩もいなくなって学校生活も楽しいのに引退して勉強なんてもったいない!中高一貫教育なら部活、続けられますよ!
メリットその2 勉強のやり方が身に付く
小学校時代に塾で徹底的に勉強のやり方の基礎を身に付けました。それは一生の宝です。
勉強のやり方は、小学生も中学生も高校生だって同じです。つまり、塾または学校の授業で理解する。それを家で復習しながら覚えるということです。これが基本的な勉強のやり方です。理解は誰でもできます。先生は上手に教えてくれますから。ただ、それを覚えてテストで発揮できなければ勉強したことにはならないのです。先生の言っていることはわかる。でも暗記できない。なんてことがないように、小学生のうちに覚えることこそが勉強だ。ということを実感し、集中して覚える癖を身に付けます。これが身に付いていると、この先の人生にすごく有利になると思います。もちろん、暗記だけで合格はできませんが、まず覚えた知識があった上で思考力が試されるという感じです。
メリットその3 思春期の多感な時期に受験しなくてよい
小学生と違って中学生って色々なことを考えるようになりますよね。急に自分のことが見えてくるというか。心も体も変化が著しい時期です。急にニキビが増えてきて薬を塗ってみたり、自分が太っていると感じたり・・・どうしたって勉強だけに集中するのは厳しい時期です。中学受験はそういう余計なことを考え出す前に、勉強に集中できるいいタイミングだったと思います。
メリットその4 親子の絆が深まる
中学受験は親の受験と言われることもあるぐらい、親も子供と同じくらい大変な生活を強いられます。これはデメリットに入るかもしれません。でも、その子にどれくらい一生懸命になれるか、熱い気持ちになれるかが合否の鍵と言っても過言ではないと思います。私がかなり気合を入れた時のテストはよくできて、手を抜いてしまった時のテストはやはりできなかったです。親の気持ちは驚くほど子供に伝わるようです。ですから、子供に夢中になってください。我が事として取り組んでみてください。そして親子で受験を乗り越えた後、共に過ごした苦しかった日々を思い出し、手を取り合って喜んでください。
メリットその5 精神的に強くなる
塾のクラスが下がった。ライバル(友達)に負けた。など、塾に通っていると心が折れそうになることが幾度となくありました。クラスが下がった最初の授業の日、行きたくないと泣く息子の手を引いて、塾の前まで連れて行ったこともありました。6年生でクラスが落ちると「もう、どうせ落ちるに決まってる。」と絶望的になりますよね。それらを乗り越えてこその受験です。自然と強くなります。
メリットその6 早い時期から将来について考え始める
どうして塾に行くの?どうして勉強するの?塾に行き始めた4年生のころ我が家はこの話を繰り返ししました。将来どんな仕事をしたいのか、今はまだわからなくて当然です。大学生だってわからない人はたくさんいるんです。でも、どんな生活をしたいのか、そのためには具体的にどのくらいの収入が必要か、その収入を得るには例えばこんな職業やこんな職業があるけど、○○大学や△△大学の人が多いみたいね。そんな話をしていると将来について頭の中で設計図を描き始めます。
メリットその他
もし志望校に合格できず、公立中学に進んだとしても中学受験で身に付けた勉強法は決して裏切りません。部活や学校生活を楽しみながら有利に高校受験に向けた勉強を進められるのではないでしょうか。
中学受験のメリット
①部活がおもいっきりできる
②勉強のやり方が身に付く
③思春期の多感な時期に受験しなくてよい
④親子の絆が深まる
⑤精神的に強くなる
⑥早い時期から将来について考え始める
ここまで中学受験のメリットについてお話してきましたが、もちろんデメリットもあります
デメリットその1 経済的負担
何といっても経済的に負担が大きいことが挙げられると思います。塾代って想像以上に高いんです。塾によって差はあると思いますが、4年生のころはそこそこだったのが、だんだん上がって、6年生では一般的な私立中学の1年間の学費より高かったです。
デメリットその2 精神的負担
メリットの中で精神的に強くなる点を挙げましたが、不本意な成績を見るだびに怒ったり泣いたり。絶望的になってベッドに突っ伏して「もう、どうせどこも受からないからやめる。」と叫んだり。私も全部落ちる夢を見てしまい、正夢だったらどうしよう。と不安な気持ちで押しつぶされそうになりながら、受験を迎えました。それらを一緒に乗り越えて、親も子も強くなりました。
デメリットその3 家族レジャーを我慢
家族や友人とのたくさんの楽しみを我慢しなくてはなりませんでした。特に6年生になってからは、GWや夏休みなど、受験しない友達は旅行に行ったりディズニーランドに行ったりしているのを横目に、今は我慢の時と、ひたすら勉強しました。
デメリットその4 習い事をお休み
スポーツや音楽など、本格的に続けている習い事があると、お休みしたくありませんよね。これはご家庭の方針にもよると思いますが、6年生の夏休みから受験が終わるまでなど、一時期だけ習い事をお休みされるご家庭が多いようです。我が家も6年生のGWまでサッカーを続けていましたが、その後は受験が終わるまで一旦お休みしました。
中学受験のデメリット
①経済的負担
②精神的負担
③レジャーを我慢
④習い事をお休み
メリットの訪れる時期
中学受験にはメリットがたくさんあります。ただ、既にお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、メリットの多くは受験後に訪れるものです。つまり受験が終わらないとわからないのが特徴です。一方デメリットは小学生のうちにぶち当たり、悩む可能性の多いものです。先に述べたとおり、子供には先の事を予測することは難しいのです。ですからここは親が教えてあげるしかないと思います。 「きっと『やってよかった!』と思うから頑張ろう」と励まし、応援しながら一緒に頑張りました。
まとめ
中学受験は今のデメリットより将来的なメリットが相当期待できます。中学受験を乗り越えた息子たちは実に大きく成長しました。我が家は付属校に入れたので中学高校時代はそれほど必死に勉強はしていません。でも、その分長男は大学生になる前から資格をとるための塾に通い、大学生になってからも夢に向かって勉強漬けの日々です。大学受験をしていないからこそ、まだまだ余力があるのかもしれません。誰しも必死に勉強する時期が一生のうちに一度は必ずやってくると思いますが、中学受験の場合は2度やってくるのかもしれません。結論として、中学受験はしたほうがいいと思います。